郷・大年神社の檜

初めまして、三百五十歳です!  ≪2015/03/14≫

 

 

戸山の郷にはたくさんの神社があります。
ここは、その中の一つである阿戸地区にある大年神社。
この神社を4本の檜が囲んでいます。
東の青龍、南の朱雀、北の玄武、西の白虎。
(すごく格好いいですね!)

 

 

上の写真の木は社の西にある白虎。

幹を1.5mの高さで測ってみると、2.87mありました。直径は91.4㎝になります。
大人二人で手をつないだ太さに相当します。

 

 

この檜、なんと樹齢が350年を越えるといいます。
高さは測れませんが、天に真っ直ぐに伸びる姿は圧巻です。
4本の檜に守られた大年神社は重陽の節句(9月9日)が祭りの日です。

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☆豆知識 重陽の節句とは・・・

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 重陽の節句の起源は、ほかの節句と同様古来中国にさかのぼることができます。
 中国では奇数は縁起のよい陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を「重陽」として節句のひとつとしてきました。
 中国ではこの日に茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を袋に入れて丘や山に登ったり、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。
 これが日本に伝わり、平安時代には「重陽の節会」として宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日となりました。
 旧暦の9月9日というと現在では10月にあたり、ちょうど田畑の収穫も行われる頃、農山村や庶民の間では栗の節句とも呼ばれて栗ご飯などで節句を祝ったということです。が、残念ながら今では私たちの日常生活では縁遠くなってしまったようです。