里山の風景

秋祭り 俵もみ  ≪2015/10/11≫


 秋の実りに感謝して、爽やかな秋晴れの下、各地区子供会によって2年毎に奉納される俵もみが行われました。
 戸山の郷中王地区の子供達です。

 たくさんの子どもたちに天狗様もご満悦!



 各地区を練り歩いて到着した3地区の神輿が、阿刀明神社(あとみょうじんじゃ)に向かいます。



 境内で各地区が元気よく俵みこしを奉納します。



 祭りの大詰めでは、年男の子供が神輿に乗り3地区合同で奉納されます。


 年々、地区の構成員が減少して、町内会もかなり応援しないと子供会だけでは祭りそのものが難しくなってきました。
 2年に一回の奉納ですが、今回は子供会も事前準備から大いに頑張ってくれて、たくさんの担ぎ手も集まり元気な神輿になりました。

 新規に移住して来られた若夫婦も参加してくれ、地域活性化の一歩だと実感できました。
 祭りが終わってからの懇親会には、子供も含めて50人位が参加し、日頃ほとんど交流の無い人とも和やかに話せて、とても楽しく過ごすことができました。
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【豆知識】阿刀明神社(あとみょうじんじゃ)
 1300年頃、楽音寺神明帳の佐東郡四位十一前の中に阿刀明神の名があり、「芸藩通志」には、八幡宮と弁財天の二社として記されています。
 天保8年(1837年)に、この両者を合併し八幡宮と称し、明治4年(1871年)には旧称である阿刀明神社に復したといわれています。
 ヒノキ、スギ、モミの大木が繁茂している社叢は、広島市の天然記念物に指定されています。