5月に定植したとうもろこしの生育も順調です。

あっという間に花を付けました。もう少しで収穫です。

「美味しいとうもろこしは、ま～だかなぁ」

空からはカラスが狙い、地上からはタヌキさんが熟れ時を吟味しています。

人間の口に入るが先か、それともカラスかタヌキか先に食べてしまうか、もうすぐ熾烈な競争が始まります。

順調に育っていたとうもろこしが、台風の風の影響ですべて倒れてしまいました。
今年は、特に栽培方法を研究しいろいろと試しただけに力が抜けましたが、全て起こして完熟を待つ事にかじを切りました。

倒れたとうもろこしを一本一本起こして、数本をまとめています。
完熟とうもろこしを皆様にお届けする。「美味い」と言って頂ける事が「力」です。

しかし、作物は強いものです。予想外の事態にも対応していく粘りには、力強い未来を感じさせます。

倒伏の影響で根を傷めているために、ちょっと小ぶりでしたが、８月５日に今年の夏作とうもろこしの出荷は無事に終わり、ご注文いただいた皆様にお届けすることができました。

いろいろな言い訳はありますが、未熟でありました。来年はもっと喜んでいただけるように、準備し研究を重ね最高のとうもおろこしを提供できるように頑張ります。
ありがとうございました。

7月21日に注文して、一週間後の28日に届きました。

箱を開けてみると10本入っていました。

皮をむいてみるととっても綺麗で実がびっしり詰まっていました。

説明書には「戸山のきれいな空気と水、中山間地ならではの気温差がおいしく育んだとうもろこしです。化学肥料・農薬を一般的な栽培の５割以上削減して手も心もかけて育て、出荷日の朝早くに収穫して畑から直送しました！　虫がいる場合もありますが安心してお召し上がりください」と書いてありましたが、虫はいませんでした。

メールで感想を送ったらすぐに返信がありました。「台風の風で全倒伏し、根を傷めているために太りが良くなく、本来なら４００ｇ程度はあるはずが、今年は３５０ｇが精一杯です」と・・・

まず、茹でてみました。

沸騰したお湯で2分。

さっそくガブリ！

「あま～い！」こんな美味しいとうもろこしは初めてです。

そして、生でもガブリ！

　生のほうが甘さをはっきりと感じることができます。それにジューシーさも！

戸山の郷中王のみなさんが、しっかり手を加えて育てられたとうもろこしは本当に美味しいです。

一度には食べきれないので、2本だけ濡れた新聞紙に包んで保存し、あとは茹でて冷凍保存しています。

これから、ゆっくりじっくりと味わって食べようと思います。ありがとうござました。

(広島市佐伯区　F・M）