イベント 平成28年度広島市長と農業者との懇談会

広島市長と農業者との懇談会でプレゼン  ≪2017/02/02≫

 

2月2日(木)、広島市農業協同組合本店で、広島市農業振興協議会・広島市農業委員会が主催する「平成28年度広島市長と農業者との懇談会」が開かれ、4つの農業者の代表が「農業で輝く人」というテーマで発表があり、戸山の郷中王も「6次産業化に夢をのせて」というタイトルで発表しました。

 

 企画部加工担当の荒木祥子さんと吉岡順子さんがパワーポイントを使った5分間のプレゼンテーションをおこない、松井広島市長にも聞いていただきました。
 他の3名の発表は安佐北区、安芸区、佐伯区の個人農業者の取り組みで、戸山の郷中王は組織的に取り組んでおり、発展性、持続性、拡張性等で素晴らしいものでした。
 このあと、広島で育てた産品を使った料理を囲んでの懇親会が開かれ、戸山の郷中王からは一合寿司を持参し食べていただきました。

★プレゼンテーションのすべてをご紹介します★

 

①6次産業化に夢をのせて


 農事組合法人 戸山の郷中王

 

 企画部加工担当 荒木祥子 吉岡順子

 

②沼田町阿戸の中王地区は戸山のちょうど真ん中に位置しています。

 

③地域の真ん中ということで、市役所の連絡所や公民館、小中学校があります。

 

 

 

④農事組合法人戸山の郷中王は、平成22年4月に設立しました。

農業と農村の未来をみんなで築き、地域と社会に貢献することを基本理念として、米を中心とした農業生産に取り組んでいます。

私たち加工部門は企画部に所属しています。

⑤なぜ加工品を取り組むことになったか、そのきっかけは・・・

法人で生産した沢山のいちじくは、とても販売しきれないので組合員でジャムを作ることになりました。作ってみたらとても楽しく美味しいジャムができました。他にもいろいろ作ってみたいと思った頃、法人でブルーベリーの苗木を沢山植え、ブルーベリーの加工も考えるようになりました。それから加工品の取り組みが始まったのですが、加工所がなくて話が具体的に

進みませんでした。

 

⑥そうしてる時に、広島市の「中山間地域お宝資源掘り起こし事業」があり、この事業を活用することにより念願の加工所できました。

そして、菓子製造業と飲食店営業三類の許可を取得しました。

 

⑦現在の活動は約20人で非農家の方も参加して、餅(餡餅)、ジャム、一合寿司、キムチ等を作っています。

出荷先はとれたて元気市、吉山ビアンコ、アルカディアビレッジ等で販売しています。

 

⑧活動中の様子と加工品の一部です。

 

⑨一合寿司は戸山の郷土料理で。田植え後の泥落としの時やお祝いに作られていました。

載せる具はサバ、椎茸、ハチク(淡竹)の筍、ふきなど季節の山菜、人参、卵焼き、山椒などで、どこの家庭にもひとつは一合寿司用の木枠がありましたが、最近は作る家庭が減り、加工所で作るととても喜ばれます。伝統食として後世にに伝えていきたいと思っています。小学校へ育食として教えにも行っています。

 

⑩現在の活動は加工品製造に併せ、加工担当みんなでほのぼの農園という畑を作り、畑作りの勉強会をしたり、採れたて野菜を加工品の試作材料に使っています。

イベント開催として、春の山菜祭りでは、山で採れた山菜の天ぷらなどと地元産のそばを出しています。その他にとんど、節分、ひな祭りで一合寿司、恵方巻、ジャムなどを販売しています。年末には鏡餅や餅の販売をしました。

 

⑪イベントのチラシです。

 

 

⑫出店の様子です。

戸山公民館のふれあい祭り、ひろしまフードフェスティバル、地元小学校のイベントにも出店しました。

昨年は地元の美容院のイベントにも参加して他地区の方との交流もしました。

 

⑬現在、とても楽しく活動していますが、活動にはもっと集落の人に参加してほしいと思っています。

現在はお弁当代くらいを払っています。今後はもっと払えるようになるといいのですが、かと言って、人数の制限はしたくありません。

 

⑭今年中には、定期的な産直市を開催する予定です。

 

⑮産直市の活動を通じて、地域内外の交流と戸山の農村文化を伝えていきたいと思っています。
地域が輝く一助になりたい!

 

⑯みなさん、戸山に遊びに来てください。

待ってま~す。

ご清聴ありがとうございました。