イベント・戸山地区 六次産業化地域セミナー

戸山地区 六次産業化地域セミナー  ≪2016/02/05≫

 

 

2月5日、戸山地区の六次産業化地域セミナーが開かれ、地区の2つの農事組合法人 戸山の郷中王とよしやまから参加しました。
はじめに、農業振興財団の方から六次産業化制度の説明をいただきました。

 

 

続いて、NPO法人まちづくりコミュニティデザイン研究所の方より、地元の産品を使っての加工品作りや商品化の制度についての説明がありました。

また、売れる加工品作りのポイントや各地の商品、店舗の紹介もあり、多くのヒントをいただきました。

 

 

そして具体的な運用や展開の仕方などについて六次産業化プランナーとの個別相談で丁寧に説明いただきました。
今後の加工品作りや販売の展開に生かしていきたいと思います。


素敵な商品ができそうです。お楽しみに!

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【豆知識】六次産業とは・・・

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 六次産業とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣氏が提唱した造語です。また、このような経営の多角化を六次産業化と呼びます。

 農業、水産業は、産業分類では第一次産業に分類され、農畜産物、水産物の生産を行うものとされています。しかし、六次産業は農畜産物、水産物の生産だけでなく、食品加工(第二次産業)、流通、販売(第三次産業)にも農業者が主体的かつ総合的に関わることによって、加工賃や流通マージンなどの今まで第二次・第三次産業の事業者が得ていた付加価値を、農業者自身が得ることで農業を活性化させようというものです。
 六次産業という名称は、農業本来の第一次産業だけでなく、他の第二次・第三次産業を取り込むことから、第一次産業の1と第二次産業の2、第三次産業の3を足し算すると「6」になることをもじった造語でしたが、現在では第一次産業である農業や水産業が衰退しては成り立たないことから、各産業の単なる寄せ集め(足し算)ではなく、有機的・総合的結合を図るとして掛け算であると今村氏が再提唱しました。
 付加価値として、農業・水産業のブランド化、消費者への直接販売、レストランの経営などが挙げられます。
 第一次産業に付加価値をつけて高度化を目指すという観点では、1.5次産業化に類似していますが、六次産業は加工、流通を複合化させるという視点がより明確です。